フォアフットとミッドフッド走法に使い分けが必要な理由

札幌の円山でパーソナルトレーナーをしている飯田です。

 

前回につづきフォアフット走法についてお話します。

 

前回まではフォアフット走法を用いる場合のポイントをお伝えしました。

 

走法に使い分けはなぜ必要

 

今回は、もう少し詳しくなぜフォアフット走法とミッドフット走法の使い分けが必要かを説明します。

 

短距離ではフォアフット走法が多く使われていますが、基本的に接地時間が短い場合に使われると思っていただくとより理解しやすいかと思います。

 

ミッドフット走法について

 

ミッドフット走法は反対に接地時間が長くなる場合に使っていただくとよいでしょう。

 

それはどういった場合かと言いますと

 

ミッドフット走法のポイント
キロ5分ペースよりゆっくり走る
・ストライド走法に頼った走り

 

以上のような場合にミッドフット走法がおすすめです。

 

ではなぜ接地時間が長い時にミッドフット走法に変えるのでしょう。

 

それは、脚への負担を少なくするためです。

 

片脚でスクワットやジャンプをしていただくとわかりやすいですが接地時間が長いほどバランスをとることが大変になります。

 

よって、バランスが崩れやすいと余計に多くの筋肉の動員が必要なため脚への負担が多くなります。

 

ペースがゆっくりになればなるほど前足部接地は基本的に不安定なものとなるため筋肉への負担を少なくするためにも足裏全体で接地する方がおすすめなのです。

 

フォアフット走法について

 

フォアフット走法が脚への負担が大きいという意見もございますが、伸張反射によって筋・腱をうまく活用し接地時間が短ければ他の走法(ミッドフットやかかとから接地するヒールストライク)よりも怪我のリスクは少ないと私は考えております。

 

伸張反射とは
筋肉が引き伸ばされると、その筋肉が収縮する現象
※小学館/デジタル大辞泉より引用

 

ここまで使い分けについて細かく説明してきましたが最終的にどの走法合っているかを選択するのはご自身です。走りやすい走法を選んでいただいて構いません。

 

ただ練習やレースを重なるうちに『なかなかタイムが上がらない』、『怪我がなかなか治らない、繰り返してしまう』などの悩みが出た際にはぜひこちらの記事を参考に変化を加えてみてはいかがでしょうか。

 

次回からはまた別のテーマに関して投稿しますのでどうぞお楽しみに♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

現役時代は中学、高校と100mで全国大会に出場し、大学生時には4×100mRで日本選手権で7位入賞を経験。引退後も小学生・中学生・大学生と幅広いが学年の走り方やトレーニングを7年指導。多数の全道優勝者を輩出。大学生からは的確なアドバイス、小学生や中学生からは楽しい練習、トレーニングが好評。