速く走る要素

ブログにアクセスしていただきありがとうございます。

札幌市中央区円山でパーソナルトレーナーをしている飯田です。

前回は足が速くなるための基礎知識でした。

今回は速く走るためのコツを簡単にお伝えしていきます。

今までは、速く走るための考え方には分解が必要とお話してきました。

それでもやはり分解することはかなりの事前の知識が必要ですよね。

ですので今回は考えずとも速く走るためにはこれは絶対必要というものをお伝えしていきます。

速く走るためのコツ

運動会や陸上競技大会などで活躍するような足の速い子たちは特にこの能力に優れていることが多いです。

速く走るためのポイント
  • 跳躍力
  • 爆発力
  • バランス力
  • リズム感

足が速い子がこれらの能力が高いということはこの要素を磨いておくと速く走れるようになって行くということです。

では、これらの項目について細かく解説していきます。

各要素のについて

跳躍力

聞いたがあるかもしれませんが足が速い子たちは足を速く回すのではなく前に速く大きく跳んでいくように走ります。

これは、子どもも大人も同じ考え方です。

足の速さはピッチとストライドで決まるとお伝えしてきましたが、跳躍力はストライドの方に当てはまります。

もちろん足を速く動かすのも大事なのですが、1歩を大きく進めることは何よりも速く走るためには必要なのです。

もちろん身長が高い方が1歩で大きく稼ぐことが可能ですが、前に跳ねることができればもっと1歩に進める距離は大きくなりますよね。

つまり、身長だけでなく跳躍力次第では慎重に関係なく速く走ることが可能なのです。

跳躍力を身につけるにはまず、上に大きく跳ねることができるようになることが大事です。

トレーニング方法は沢山あるのですが、縄跳びを使って跳ねる感覚を身に付けるのもその一つです。

その際に気を付けたいことは膝は曲げずに膝は伸ばしておくことが大事になります。

自然と曲がるのは全く問題ありませんがかかとがお尻に近づくような跳び方は跳ねるではなく蹴っているだけなので端役走ることには何もつながりません。注意しておきましょう。

爆発力

これは短距離選手はもちろん足が速くなりたければ絶対に必要な要素です。

速く走るためには脚を速く動かすだけでなく力も必要になります。

速さも力も1瞬で発揮する能力を身に付けることでスタートから有利に立つことができます。

その能力を養うためには股関節周りを強くしておくことが必要になります。

その中でもとくに重要なトレーニングはヒップヒンジです。

ヒップヒンジって何?という方は検索していただくかのちに追記する動画を参考にしてください。

ヒップヒンジは特にお尻の使い方が重要になってきます。

赤ちゃんの頃にはこのヒンジの形がどの子もきれいにできているはずなのですが、成長が進むにつれ身体の癖などから本来の股関節の使い方を忘れてしまいます。

よくトレーニングの名前で聞くスクワットは、ヒンジの応用になりますが重いものを下から持ち上げる際に背中が丸く菜てしまう方はすでに股関節を使うことを忘れつつある方です。

股関節がしっかり使えれば重い物を持ち上げても腰を痛めることなく多少の重いものなら軽々と持ち上げることが可能です。

この股関節を自由に正しく使えることこそ速く走るために最も重要なことではないかと私は考えます。

バランス力

バランス力は跳躍力や爆発力に次いで大事な要素です。

いくら高く跳べてもパワーがあっても片脚になった瞬間フラフラな人がうまく瞬時に跳ねながら前に進むことができるでしょうか。

かといってただ単に長くバランスを片脚で保てるようになればいいというものではありません。

片脚といっても走っている際に片脚になるのはほんのわずかな瞬間だけです。0.1秒くらいでしょう。

ここでのバランスとは、スタートでの低い姿勢や足を後ろへ押す瞬間、体を起こす瞬間などどの体勢であっても体のブレを出さない体幹力、コアの力が必要となってきます。(細かくいうとコアと体幹は別ものです。)

このトレーニングに関しては体幹トレーニングでいいと思います。

簡単な姿勢ができてきたら立った状態でのトレーニングなど徐々にトレーニングもレベルを上げていきましょう。

小学生ももちろん体幹トレーニングはありだと思います。

ただ高回数や無理なレベルの物はいくらやってもできるようにはならないので注意が必要です。

できる範囲の者であれば成長モルモンの分泌も促してくれるため適度にトレーニングを小学生であっても行った方が良いと現在は考えられております。

リズム感

これは小さいころからどれだけ音楽やリズムと関わってきたかにもよるのですが、脚の動かすタイミングやそれに合わせた腕の振り方。左右の地面を押すタイミング、速さ。

どれもリズム感によって調整されるため、わずかな差ではあるかもしれませんが思ったようなリズムで走る。

身体を動かす力や強さを調整するといった能力もこのリズム感から来るのではないでしょうか。

とにかくテンポに合わせて走ってみたり、音楽に多く触れることが大事になってきます。

極端な話いろいろな曲を聴いているだけでもこの能力は養われていくでしょう。

まとめ

今回は速く走るための要素をお伝えしていきました。

4つのどれもがなくてはならない要素なため、跳躍力と爆発力を高めつつ徐々にバランス力やリズム感を養っていくようにしましょう。

リズム感以外は、どれもやり方次第ではすぐに効果を感じれるものばかりなのでこの先のトレーニング編での動画もどうぞ参考にしていってください。

一人でも多くこのブログを通して足が速くなるとうれしいですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

現役時代は中学、高校と100mで全国大会に出場し、大学生時には4×100mRで日本選手権で7位入賞を経験。引退後も小学生・中学生・大学生と幅広いが学年の走り方やトレーニングを7年指導。多数の全道優勝者を輩出。大学生からは的確なアドバイス、小学生や中学生からは楽しい練習、トレーニングが好評。