足を速くするための考え方②

ブログにアクセスいただきありがとうございます。

 

札幌市中央区円山で姿勢改善専門でパーソナルトレーニングを指導する飯田です。

 

今回も足を速くするための考え方についてです。

 

前回までは、足が速くなる大きなポイントはピッチストライドにあるとお伝えしました。(詳しくはこちらをどうぞ)

 

ピッチとは何か?ストライドとは何か?

 

ご理解いただけたでしょうか。

 

ピッチ

 

ピッチを上げることは言うまでもなく足を速くするためには欠かせない要素です。

 

同じ自転車でもペダル速く回すのと遅く回すのでは同じ時間で進む距離に差が生まれることは明確でしょう。

 

身長が低めの選手が短距離でいい成績を残すためにはこのピッチが高いことが重要になってきます。

 

ここで考えていただきたいことはピッチを高めるために大まかでいいのでどのような要素が必要でしょうか。

 

ピッチで大切な要素は次のようなことがあげられます。

 

  • 動き速くする
  • 腕や脚の運びを効率よくする

 

どうですか?特に変わったものはありません。そうです。ピッチを高めるための考え方は大まかにこの2つだけでいいのです。

 

しかし、大事なのはここからさらに分解していくことです。

 

ポイントは分解にあり

 

ピッチを高めるには動きをとにかく速く、効率よく腕や脚を動かすことは思いつく方は多いかもしれません。

 

では、動きを速くするにはどんなことが大切ですか?効率よく動かすにはどんなことが大事になるでしょうか。

 

実際に分解していきましょう。

 

動きを速くするために大事な要素
  • 神経系の強化
  • 腕や足など身体の各部分を単純に素早く動かすためのスピード
  • 身体を速く移動させるための技術とパワー
  • 個々の動きをまとめる連動性

 

この辺りもいくつか思いつく方は普段から相当に走り方について勉強されている方だと思います。

 

1つ1つ少し説明させていただきます。

 

神経系の強化

 

神経系を強化するということは脳から筋肉へ○○を動かせと指令を出すスピードを速くするということです。

 

どれだけいい技術を持っていても単純に早く動くことが速くなければ短距離では成功しません。

 

まずは、単純に速く動く練習をしてみましょう。やり方などはまた後日お伝えします。

 

腕や足など身体の各部分を単純に素早く動かすためのスピード

 

これは後ろに流れた素早く脚を前にひきつけたり、引き付けた足を素早く下に落としたりするスピードを高めるということです。

 

神経系の要素もありますが、速筋といって速く動くための筋肉を作っていくトレーニングが必要になります。

 

筋肉を作るというとガツガツ重いものを持つようなイメージがあるかもしれませんが狙った動きやトレーニング方法次第で小学生でも速筋を十分鍛えられます。

 

小学生でトレーニングと思われるかもしれませんが今のトレーニング業界・スポーツ業界では小学生もトレーニングをすることが一般的になってきています。

 

これも詳しいことは後の投稿でお伝えできればと思います。

 

身体を速く移動させるための技術とパワー

 

これは地面に足が接地している状態で必要になる要素です。

 

地面をしっかり押すことで脚を速く引き付けられたり全体重を前へ移動させることができるためそのための技術(今回は考え方なので技術の内容は割愛させていただきます)パワーが必要になってきます。

 

パワーとは単純な力とは少し違います。

 

パワーとは

パワー=力×スピード

簡単に例を挙げますと、

 

同じ重りを持つのでもゆっくり上げるのと素早く上げるのでは意味合いが違ってきます。

 

とにかく重いものを持てる人のことを力があるといいますが、人のさらに素早く上げれる人はパワーがあると表現できるのです。

 

ですので力強さのトレーニングもスピードのトレーニングも地面を押すという場面においては大事になってきます。

 

個々の動きをまとめる連動性

 

最後は脚や腕などの動きをまとめるという意味になります。

 

腕や脚の運びが素早くても力強くてもそれらが連動しなければ身体全体を効率よく運べません。

 

うまく連動させるにはコーディネーショントレーニングといって連動を作るトレーニングが別に必要になります。

 

まとめ

ピッチだけでもこのようないろいろな要素が組み合わさって向上につなげることができます。

 

大事なのはより深く分解していくことです。今回ご紹介した分解もさらにさらに分解できます。

 

そうしていくことで一人ひとりにとって自身が何が必要であるかが見えてきます。

 

分解はその分勉強も増えていくことを意味しますので、ぜひ今後もご紹介するトレーニング方法や考え方を参考にしていただけれたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

現役時代は中学、高校と100mで全国大会に出場し、大学生時には4×100mRで日本選手権で7位入賞を経験。引退後も小学生・中学生・大学生と幅広いが学年の走り方やトレーニングを7年指導。多数の全道優勝者を輩出。大学生からは的確なアドバイス、小学生や中学生からは楽しい練習、トレーニングが好評。